宝石の見分け方！ダイヤモンドやルビーの偽物を見分ける方法を解説

宝石は美しい輝きを持ち、希少性が高いためとても高価です。しかし、近年は天然の宝石に似せた類似品が多く、中には本物と称した偽物も出回っているため、お手持ちのジュエリーが本物か不安に思う人もいるでしょう。そこでこの記事では、宝石の見分け方について、ダイヤモンドやルビー、サファイヤ、エメラルドの4つの方法をご紹介します。

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宝石の偽物は見分けられる？

宝石の偽物を見分ける方法はありますが、ジュエリーを専門に扱う人でも正しく見分けるのは難しく、素人ではさらに難易度が上がります。ただし、見分けるポイントはあるので判断基準の一つとして覚えておくと、真偽を考えるきっかけになり鑑定に出すかどうかの判断もできるでしょう。

ダイヤモンドの見分け方

ダイヤモンドの見分け方を、4つご紹介します。

• 水滴を垂らす
• 石を通して文字を見る
• 冷蔵庫に入れて取り出す
• 息を吹きかける

水滴を垂らす

天然のダイヤモンドは「疎水性」があるので、水滴を垂らすと水を弾きます。偽物なら水滴が残り続けるため、素人でも本物かどうか見分けやすいでしょう。

石を通して文字を見る

天然のダイヤモンドは光を通すと屈折して乱反射を起こすため、石を透かして紙に書かれた線や文字を見ることはできません。文字が見えたら偽物の可能性があるので、気をつけましょう。しかし、偽物でも文字が見えにくい石もあるので、注意が必要です。

冷蔵庫に入れて取り出す

天然のダイヤモンドは熱伝導性に優れているため、冷蔵庫に入れて冷やしてから取り出すと、熱の伝導によりすぐに常温に戻ります。しかし、偽物の場合は熱伝導性が低く、冷蔵庫から取り出しても一定時間は冷えたままです。

息を吹きかける

ダイヤモンドの熱伝導性の高さを利用した見分け方には、息を吹きかける方法もあります。本物であれば息を吹きかけても曇るのは一瞬ですが、偽物の場合は熱伝導性が低いため、息を吹きかけると曇り時間が長くなります。

ルビーの見分け方

ルビーの見分け方を、3つご紹介します。

• 紫外線ライトを当てる
• 石の気泡や内包物を見る
• 表面のカットラインを見る

紫外線ライトを当てる

ルビーを見分ける時は、紫外線ライトを当てるとわかりやすいです。天然ルビーであればライトを当てた時に自然な優しい赤色になりますが、偽物の場合は赤色が強く不自然に見えます。

石の気泡や内包物を見る

ルビーは天然の鉱物から採掘される石なので、ルーペで拡大すると細かい気泡や内包物が見えます。しかし、偽物の場合は綺麗さを重視して作られているので、気泡や内包物が全くなく、まっさらな見た目をしています。

表面のカットラインを見る

天然のルビーは色や透明感、大きさなどをより良く見せるために、左右非対称にカットする場合が多いです。また、貴重な石なので、カットする部分をなるべく減らすという意味でも、非対称になる場合があります。一方偽物の場合は美しさを重視するので、左右対称のカットラインで綺麗に整っています。 

サファイアの見分け方

サファイヤを見分ける時は、ルーペなどで表面を拡大して見る方法があります。本物の場合は、ヒビや亀裂、気泡などが少ないですが、多い場合は加工処理された可能性が高く、偽物と考えられるでしょう。

エメラルドの見分け方

エメラルドの見分け方を、2つご紹介します。

• 紫外線ライトを当てる
• 表面の傷を確認する

紫外線ライトを当てる

本物のエメラルドは、紫外線ライトに当てると五割ほどの割合で黄緑色や薄い赤色になりますが、偽物の場合は濃い赤色になることが多いです。そのため、濃い赤色なら偽物の可能性が高いですが、偽物でも本物のように黄緑や薄い赤色になる場合もあり、また本物でも蛍光しない場合もあるので素人では判断が難しいでしょう。

表面の傷を確認する

エメラルドは、自然界で作られた天然の鉱物なので、表面を拡大して見ると細かいキズが確認できます。一方偽物は、美しさを重視して作られているので、キズが少ないのが特徴です。

宝石は正しい知識で見分けましょう

宝石が本物か偽物か見分ける方法はありますが、ジュエリーを専門に扱う人でも判断が難しく、素人ではかなり難易度が高いです。しかし、ポイントを抑えておくとある程度は、見分けることができるでしょう。何かおかしいと感じた時に、鑑定を依頼するきっかけにもなります。宝石は正しい知識で見分けて、本物か偽物か判断しましょう。