宝石のルースとは？裸石の選び方と購入後の使い道についてご紹介

美しい輝きを持つ宝石は、ジュエリーだけでなく「ルース」と呼ばれるものがあります。しかし、何を指しているのか、どのようにして使うのかなど宝石に詳しくない人は知らない人もいるでしょう。そこでこの記事では、宝石のルースについて解説し、選び方や使い道などもご紹介します。

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宝石のルースとは？

宝石のルースとは、ジュエリーなどの台座に石留めする前の状態を指します。採掘された後の宝石は、カットして形や表面を整えた後、指輪やネックレスなどの土台にはめて装飾品になるのが一般的です。ルースは、台座にはめる前の宝石そのものを指しているので「裸石」とも呼ばれ、ジュエリーだけでなく様々なものに加工して使うことができます。

宝石のルース選びで見るべきポイント

宝石のルース選びで見るべきポイントは、以下の4つです。

• 希少性
• 石の種類
• 見た目
• 価格

それぞれについて解説します。

希少性

宝石のルースは、ジュエリーとして出回ることの少ない、希少性の高いものを選ぶのがポイントです。希少性の高い宝石は、アクセサリーなどでの流通量は少ないですが、ルースの状態なら比較的種類が多いといわれています。貴重な宝石も色々あるので、気に入ったジュエリーがない場合はルースから探すと良いでしょう。

石の種類

ルースには、カット後にまだ使用されたことのない「新品石」と、何かの台座やジュエリーから外した「外し石（セカンド）」があります。新品石の場合は誰にも使用されたことがなく、石留めされた跡もないため価格が高いです。しかし、宝石は同じ種類でも一つ一つ輝きや色合いが異なるので、外し石でも人気が高くなる場合があります。どちらが良いかは人それぞれなので、ご自身の好みで選ぶと良いでしょう。

見た目

宝石は一つ一つ色や輝き、透明度が異なるので、ルース選びでは見た目を重視するのもポイントです。特にルースの状態は、石留めされたジュエリーと違って宝石の裏面を見ることもできるので、色々な面から見た目を確認できるでしょう。宝石にこだわりたい人は、好みの見た目のルースを選ぶとより楽しめます。

価格

ルース選びでは、価格を確認するのも重要なポイントです。商品として販売されているジュエリーは、宝石そのものの値段だけでなく土台の部分も加算されています。土台はプラチナやシルバー、ゴールド、ステンレスなど素材によって価格が大きく変わります。ルースなら宝石だけの値段で購入できるので、ジュエリーを買うよりも安く宝石を入手できるのでおすすめです。

宝石のルースの使い道

宝石のルースの使い道には、主に以下の3つがあります。

• ジュエリー制作
• インテリア
• 資産

それぞれについて解説します。

ジュエリー制作

ルースの使い道は、ジュエリー制作が多いです。お店で販売されているジュエリーは、デザインが決まっているため好みのものが見つからない場合がありますが、ルースの状態なら自分の好きなようにアクセサリーをデザインできるので、好みのジュエリーに仕上がります。また、オリジナルでオーダーすると世界に一つだけのアクセサリーになるので、より愛着も湧くでしょう。

インテリア

ルースは、インテリアとして飾って楽しむこともできます。日本では宝石を飾る文化はあまり一般的ではないですが、海外では宝石をインテリアにする人が多いです。ただし、盗難に遭う可能性もあるので、保管の際はケースに入れるなど厳重に管理する必要があります。

資産

ルースは、ジュエリーやインテリアにするだけでなく、保管しておくと資産にもなります。宝石は価値が揺らぎにくく値崩れの心配が少ないといわれており、そのままでも十分資産価値があります。また、万が一値崩れして価値が下がった場合でも、宝石の輝きや美しさが損なわれるわけではないので、ジュエリーにして楽しむなど用途を変えることも可能です。

宝石のルースは正しい知識で選びましょう

宝石のルースとは、ジュエリーなどの台座に石留めされる前の状態を指します。ルースを選ぶ時には、希少性や種類、見た目などを考慮して選ぶと好みのものが見つかりやすいです。購入後はジュエリーやインテリアとして楽しんだり、そのまま保管して資産にしたりもできるので、使い道はたくさんあります。正しい知識でルースを選び、宝石をさらに楽しみましょう。