日本で宝石が採れる場所はどこ？地域と採掘できる鉱物の種類を解説

現在日本でジュエリーとして使われている宝石は、海外から輸入したものがほとんどです。しかし、宝石は古くから日本でも宝飾品として使われており、日本の地域の中でも採掘できる場所があります。この記事では、日本で宝石が採掘できる場所と宝石の種類をご紹介します。

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日本で宝石が採れる場所

日本で宝石が採れる場所を、3つご紹介します。

• 滋賀県 田上山
• 新潟県 糸魚川市
• 岩手県 久慈市

滋賀県 田上山

滋賀県田上山は、トパーズを採掘していた場所です。現在でも採掘コースがあり、イベントなどで宝石の採掘を楽しめるようです。また、トパーズだけでなく、稀にアメジストも採れるといわれており、現代でも宝石採掘の可能性が高い場所として知られています。

新潟県 糸魚川市

新潟県糸魚川市は、翡翠の産地です。翡翠は日本だけでなく中国でも人気の高い宝石のため、一時期は金よりも価値が高かったといわれています。糸魚川市では現在でも翡翠を採掘できますが、個人での採掘は禁止されている区域が多いです。

岩手県 久慈市

岩手県久慈市は、琥珀の産地として有名です。琥珀は樹液が化石化した宝石なので、久慈市では宝石採掘の際に化石が発見されることもあります。また、琥珀博物館という琥珀を見て触って学べる場所があり、親子連れで訪れる方が多いようです。

日本で採れる宝石の種類

日本で採れる宝石の種類を、5つご紹介します。

• トパーズ
• 水晶
• 翡翠
• 琥珀
• サファイア

トパーズ

トパーズは、火成岩からできた宝石です。イエロー系の宝石として広く知られており、他にもブルーやピンク、オレンジなど様々な色味があります。世界的に有数な産地はブラジルやパキスタン、ロシアなどですが、日本でも採掘できる宝石の一つとされています。トパーズは美しい見た目をしているため、ジュエリーとしての人気も高く「友情・希望・誠実」などの意味合いを持つのでプレゼントに選ぶ方も多いです。

水晶

水晶はお守りや魔除け、パワーストーンとして多く使われている宝石です。多くは無色透明の見た目のしていますが、紫色はアメジスト、桃色はローズクォーツなど色味によって呼び方が変わります。日本では山梨県が産地として最も有名で、水晶自体は日本全国で採掘できるといわれています。

翡翠

翡翠は、様々な鉱物が集まってできた宝石です。日本では古くから知られている歴史の長い宝石の一つで、かつては宝飾品として使われていました。翡翠には硬玉と軟玉の2種類あり、一般的にジュエリーとして流通しているのは硬玉になります。最も有名なのは緑色ですが、白やピンクなどの色もあります。

琥珀

琥珀は鉱物から採れる石ではなく、樹液が化石化して宝石になったものです。珊瑚や真珠のように動物由来の宝石は多くありますが、琥珀のように植物由来の宝石は大変珍しいといわれています。日本では古くから宝飾品に使われており、あめ色・アンバーのようなハチミツ色が特徴の宝石です。

サファイア

サファイアはダイヤモンド、ルビー、エメラルドと並ぶ世界の4大宝石の一つです。ラテン語で「青」を意味しており、真っ青なブルーサファイアが特に有名です。「誠実・慈愛・徳望」という意味を持つため、パートナーや親しい人に贈るジュエリーとして人気があります。主な産地はタンザニアやスリランカですが、日本でも奈良県のあたりで採掘できるようです。

宝石を採掘する時は必ず許可を取りましょう

美しく輝く宝石は、日本でも滋賀県や新潟県、岩手県などで採掘できるといわれています。日本で主に採掘できる宝石には、水晶や翡翠、琥珀などがあり、現在でもイベントなどで採掘をしている地域があります。しかし、宝石は勝手に採掘するのは禁止されている場合もあるので、行う際は許可を取るなど手続きを行いましょう。